【アニゴジ】GODZILLA 決戦起動増殖都市【2作目】(ネタバレ注意)

どうも、ニノマエです!

就活で西へ東へ大忙しで、やっと落ち着いた休みが取れたので、今日は前から見たかった、「GODZILLA 決戦起動増殖都市」を見に行ってきました!

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衝撃のラストを迎えた前作「GODZILLA 怪獣惑星」の直後から始まる今作では、なんと!ファン待望のメカなアイツ登場!対ゴジラ兵器として遺憾無くその性能を発揮してくれます!

 

【ストーリー】

前回のラストに登場した体長300メートルの「ゴジラ・アース」の圧倒的な破壊力により、散り散りになってしまったハルオたち。ハルオを救ったのは人類の生き残り(?)の「フツア」の民の少女「ミアナ」だった。人間と同じ容姿を持つフツアは2万年の時の果ての人類の子孫なのだろうか…フツアの神がゴジラに敗れさり、卵(!)を残すのみとなり、挑むもの、抗うものは全て炎に飲まれるのみだという彼らに、ハルオは「これは人類に残された最後のチャンスだ」と語り返し、徹底抗戦の様相を見せる。

一方で、ビルサルドの指揮官はフツアの持つ矢じりがかつてビルサルドの作り出した「自立思考金属体=ナノメタル」で出来ていることに気づく。それはかつて対ゴジラ兵器として開発されるも、起動寸前で破壊された「メカゴジラ」の構成物質と同じものであり、その開発プラントが未だ残っている証拠だ。この発見を機にらハルオたちは「対ゴジラ・アース」に向けて動き出す。

 

【見どころ】

今回は対ゴジラ兵器として開発された「メカゴジラ」を中心に話が進んでいく。メカゴジラを構成するナノメタルが話のカギだ。ナノメタルは定形を持たない金属体で、さまざまな形になることが出来る。ゴジラの熱戦を散らす役割をしたり、硬化させることでゴジラを足止めさせることにも成功した。自己増殖を繰り返し、「メカゴジラ・シティ」と言われるまでの巨大建造物を作り出し、ゴジラと対決する日を、2万年もの間待ち続けていた。

前作のキャラクターに加えて、「フツアの民」という新キャラクターが登場。人に近しい姿をしているが、髪の毛のように生えた触角や体から発する鱗粉など、地球人類にはそれまでなかったような特徴を持つ。彼らの言う神、そして卵とは、ゴジラファンであればピンとくるであろう。そう、「モスラ」である。前日譚的に書かれた小説「プロジェクト・メカゴジラ」でもモスラの存在について言及している。今作では姿を見せることはないが、最終決戦ではその美しい姿を見せてくれることを期待しよう。

 

【感想(ネタバレ注意)】

今作でようやく怪獣プロレスが見られると思っていたが…

 

まさかのメカゴジラ起動せず!!!!!

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「人類最後の希望(メカゴジラ)が、起動する」なんて大層な煽り文付いてるのにだ!(;´Д`)ナンデダヨ……

メカゴジラの残骸から生まれたメカゴジラ・シティは動くんだけど、それが見たかったわけじゃない…怪獣プロレスが見たかったんだぁ…

ただし、不定形の金属体 「ナノメタル」が作り出すサイバーパンク風味や、生きている都市などの、SF的要素は見ていてゾワゾワするほど面白かった。

とくにビルサルドたちが生体ユニットとしてナノメタルによってはシティと同化していくところは気持ち悪さもあったが、これ以上なくSFらしさを感じる展開だっと思う。

ゴジラ・アースとの対決の前にエクシフの星を滅ぼした存在がメトフィエスから語られる、そうだろうなと予測していたがやっぱり「ギドラ」だった。次回こそはモスラも登場して3大怪獣の決戦が見られることを心待ちにしよう。

さて、次回は11月の公開だそうだ。タイトルは「GODZILLA 星を喰う者」に決定!金色の三本の首が絡み合っていてただ事ではないことを思わせている、ナイスなチラシが各劇場にあるので、ファンは1枚持っておくといいぞ、妄想が捗ること間違いなしだ!

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それはさておき、メトフィエス含めエクシフが怪しすぎてヤバい。こいつらがギドラ操ってんじゃないかなぁ…メトフィエスが胸につけているバッジと、本編終了後の次回予告に出てくる幾何学模様が一致していたことも怪しいし、

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(ほらね!)

予告の時に至っては、この模様がギドラが纏うオーラと似たような光を放っていたし…キングギドラ自体、過去を紐解いても初登場の「三大怪獣 地球最大の決戦」以外全部操られて出てきてるし…ハルオにその名前を教えて「より絶望的な存在(だっけ?セリフ失念)」「頭の片隅にでも置いておいてくれ」だなんて言ってるのはあれだけ血気盛んなハルオにも、どうあがいても勝てない存在がいることを見せつける。そしてギドラをゲマトロン演算かなんかで操ることでゴジラを倒し、「ゴジラでさえ勝てない存在がいるということを示し、エクシフにはそれを操る力がある」と見せつけることで、地球ひいては宇宙そのものを支配しようと考えていてもおかしくないぞ…エクシフの宗教で大概の人心掌握は住んでいるだろうし、ゲマトロン演算による予言ってのもただエクシフの書いたシナリオをなぞっているだけかもしれない。何にせよエクシフが信用ならないってことだ。

 

【考察(ネタバレ注意)】

前回同様、エンドロール後に次回予告が入り、サブタイトルが「星を喰う者」であることが判明した。そこにはゴジラシリーズにおいて最大級の敵である「キングギドラ」らしき金色のオーラをまとった三本の首が交差して描かれていた。

「星を喰う者」が示す星は地球で間違いないだろう。この映画の舞台はゴジラに支配された地球で、2万年の間に全ての生態系がゴジラに奉仕する形になっていると劇中で語られている。となれば、ゴジラはもしかするとギドラに対抗するために人間や他の怪獣を撃滅させて、ゴジラにとって1番戦いやすい環境を整えたんじゃないかと考える。
理由としては、ゴジラだけが支配するなら亜種なんて存在していない方が自然ではないか?

あれがゴジラ側の対ギドラ用の手駒だとしたら飛行能力を備えた者、蛇のように絡みつく者など、ゴジラの要素を取り込んでいる派生型が多数いるのにも納得がいく。亜種がそれだけいるなら、それだけ戦略の数が増える。そして、今作で語られた生態系全てがゴジラに奉仕する形になっているってのにも説明できる。
メカゴジラとか人類はゴジラが100%の力を出すためには不要なものだから潰そうとした。ゴジラはつまり地球そのものの意思が生んだ防衛機能のように思える。
モスラの存在はゴジラの暴走を抑えるブレーキなのか、逃げ遅れた生物を保護する役目とかだと考える。もしくはギドラ戦が終わったあとの地球を支配する生物のための盾の約があるような気がする。
フツアの民が念話を使えるのはモスラへの司令と、戦いが終わったあとの世界で人類・エクシフ・ビルサルドそれぞれの意思統合のための存在だと考えると、人類によく似た姿をしていることも、ゴジラに滅ぼされなかったことの説明にもなると考える。

 

さて、長々語りましたがアニゴジも残すところあと1作だけになりました!ゴジラと人類、どちらが最後に勝つのかを期待しつつ、11月を待ちましょう!

それでは、ニノマエでした!